プロフェッショナル進化論

プロフェッショナル進化論 「個人シンクタンク」の時代が始まる (PHPビジネス新書)
プロフェッショナル進化論 「個人シンクタンク」の時代が始まる (PHPビジネス新書)田坂 広志

おすすめ平均
starsう〜ん
starsぷろふぇっしょなる3は
stars本書を読めば知恵が湧いてくる
stars田坂氏の思想+Web2.0な一冊
stars志を維持することって難しい

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まじクズ本

memo

7つのシンクタンク
  1. 「インテリジェンス力」...必要な情報や知識を集め、分析/統合する
  2. 「コミュニティ力」...人々の知恵を集め、新たな知恵を生み出す
  3. フォーサイト力」...これから何が起こるのか見極める
  4. 「ビジョン力」...これから何を目指すのかビジョンを提示する
  5. 「コンセプト力」...これからなにを成すべきかのコンセプトを提示する
  6. 「メッセージ力」...未来予見・ビジョン・コンセプトを広く伝える
  7. 「ムーブメント力」...ビジョンとコンセプトにより変革の動きを生み出す
他のプロフェッショナルから「知のスタイル」を学ぶために
  1. 発想のスタイル
  2. 語りのスタイル
  3. 活動のスタイル
ストーリテリング

自身の体験談、著名人のエピソード、物語や寓話
→相手は自分の中にある智恵に気が付くとな

思想の源泉

思想は他者から学び取るのではなく、自分の内に見出すもの

プロフェッショナル原論


プロフェッショナル原論 (ちくま新書)
プロフェッショナル原論 (ちくま新書)波頭 亮

おすすめ平均
stars内容は乏しい
starsあくまでも原論として参考にしたい
stars業務に対するモチベーションとは何なのか
starsプロとは?
stars残念ながら、期待はずれ

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読んで意識をリセットする用途?

memo

プロフェッショナルの定義

高度な知識と技術によってクライアントの依頼事項をかなえるインディペンデントな職業

  1. 高度な職能...特定の分野に深く。
  2. 職業人として独立。
プロフェッショナルの語源

profess: 宣誓...紙に誓いを立てなければならない職業

プロフェッショナルが得られるもの

自由・インディペンデント性

ファームの価値基準・掟
  1. クライアント・インタレスト・ファースト
  2. アウトプット・オリエンティッド
  3. クオリティ・コンシャス
  4. ヴァリュー・ベース
  5. センスオブオーナーシップ
世界水準でなければならない
使命感に加えて俗な欲望

プライドを賭けて「自らの実力を誇示したい」という俗なモチベもあるからこそ執着できる

報酬の定義

「バーディアム」...一日あたりの報酬金額
これがプライドの根拠、技量の証

口だけではない

クライアントの問題を現実的に解消して初めて価値がある

最上級の経営メンバーになるための条件

その人が部屋に入ってきただけで空気が変わること。絶望的なミーティングに出席するとみんなの気力が回復する。場の空気を変える存在感。

コンサル黎明期

筆者が入ったのは50人くらいの時。
# やっぱこのへんで入らないと意味ないって。

Phrases

決める権利

高度な知識や技術を持つ人材は一般のサラリーマンの中にも数多く存在するが、自分がどの仕事をやるのかやらないのかを決める権利を有しているのは、プロフェッショナルだけなのである。
(p.23)

迎合の否定

クライアントが満足してくれそうな、悪く言えば迎合的な意見を言えば、ビジネスとしての利益を得ることは出来るが、それではプロフェッショナルとは呼べない。コンサルタントがプロフェッショナルであろうとするならば、つまり本当にクライアントの利益を第一に考えるならば、顧客迎合的になってはならないのである。
(p.44)

  • いっくら説明しても判ってくれない顧客に対しては最終的に「もういいよそれで、あんたがそう言うなら」と落ち着きかねないがこれはプロフェッショナルではないと。まぁ、だろうけど。
忙しいからクイック

プロフェッショナル達は好奇心が強く、色々なことに興味を持ちやすいことに加えて、忙しい生活を送っているからこそクイックアクションなのである。つまり、面白いと思ったことをそのままにしてしまうと、いつまでたっても実現できないことがよく分かっているので、興味を持ったらすぐにやってみるのだ。結果、フットワークの軽い、極めてアクティブな生活になる。こうしてプロフェッショナルの生活は、ハードワーキングでありながら仕事以外のことにも能動的かつ行動的なスタイルになるのである。
(p.125)

プロフェッショナルの人生

プロフェッショナルは、弱音を吐かず、プロフェッショナリズムを全うするしか人生をキャリアの成功はない。プロフェッショナリズムとは調和しづらい経済至上主義の社会になったからこそ、プロフェッショナリズムをさらに徹底すること、即ち益々職能を磨き、一層厳しく掟を守ることがプロフェッショナル達のこれから進むべき正しい道なのである。
これが唯一の答えである。
(p.185)

1984年

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)
一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)ジョージ・オーウェル 高橋和久

早川書房 2009-07-18
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おすすめ平均 star
starおそらく20世紀の最高傑作
star訳者によると英国での「読んだふり本」第一位らしい…
star有り得た未来

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おまえは既に死んでいる、と彼は自分に言い聞かせた。決定的な一歩を踏み出したのは、自らの思考を明確に練り上げることができるようになった今なのだという気がした。あらゆる行為の結果はその行為の中に含まれている。

過去は現在の情況に合致するように変えられる。このようにして、党の発表した予言は例外なく文書記録によって正しかったことが示され得るのであり、また、どんな報道記事も論説も、現下の必要と矛盾する場合には、記録に残されることは決して許されない。

「常に陽気に振る舞い、どんな仕事も嫌がらずに引き受ける。いつでもみんなに合わせて大声で叫ぶ。それがわたしのやり方、身を守る唯一の方法よ」

その本は彼を魅了した。いや、より正確に言えば、彼を安心させた。ある意味では、何ら新しいことを教えられるわけではないのだが、しかしそれも惹きつけられた一因だった。その本は、もしばらばらの思考を自分できちんと秩序立てることが出来るなら、自分の言いたかったことを言ってくれているのだ。これは自分と同じような精神、しかもはるかに強靱であり、ずっと論理的で、恐怖に怯えてなどいない精神が生み出したものなのだ。最上の書物とは、読者の既に知っていることを教えてくれるものなのだ、と彼は思った。

この3つのグループそれぞれの目的は、全く相容れない。上層の目的は現状を維持することである。中間層の目的は上層と入れ替わること。下層の目的は -- もし彼らが目的を持っていたとしての話だが -- というのも、彼等は単調な労働によって過度なまでに虐げられているので、日常生活以外の事象はごくまれにしか意識しないというのが、昔から変わらぬ特性であるからだが -- あらゆる差別を撤廃し、万人が平等である世界を創り出すことである。

過去は変わりやすいというのが、イングソックの中心的な教義である。過去の出来事は客観的実態を持たず、書かれた記録と人間の記憶の中にのみ存在していると主張されている。記録と記憶が一致したものであれば何であれ、それがすなわち過去である。

一方に真実があり、他方に出鱈目がある。もしせかいを敵に回しても真実を手放さないのなら、その人間は狂っていないのだ。(略) 「正気かどうかは統計上の問題ではない」この言葉には深遠な叡智が含まれているような気がした。

「どうしようもないじゃないですか」彼は泣きながら言った。「目の前に見えるものを消しようがありません。2足す2は4です」
「ときには、ウィンストン、ときにはだが、それが5になることもあるのだよ。3になるときもある。4と5と3に同時になる場合だってある。君はもっと真剣に頑張らないといけない。正気になるのは難しいのだ」

20歳のときに知っておきたかったこと


20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義
20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義ティナ・シーリグ Tina Seelig

おすすめ平均
starsとても良い本
stars分かったつもりでも、具体的に実行に移せなければ
stars何歳にでもお勧め出来る良書
stars自分が20歳で読んだらどう感じるか
starsふむ…

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理想論ばっかし。

memo

  • $5を元手にお金を増やすという課題
    • 元手にこだわらず「ゼロからお金を稼ぐには」と考えたチームが好成績。
    • プラス、自分たちの持つ価値を別の視点から捉え直したチーム。企業プレゼンコマーシャル
    • 途中で軌道修正したことが功を奏する
  • どこであろうと周りを見渡せば解決すべき問題がある
  • 世界を別のレンズで見る、という自分自身への課題。
  • 問題を明確にすること...「ニーズの発掘」は、学習して身につけることが出来るスキル
  • ブレスト
    • アイディアに悪いものなどない。
    • 他の人のアイディアを発展させる。というルール。IDEOのアレ
  • クールアイリス社の採用方針。
    • 応募してきた学生をほぼ全員件修正として雇う。
      • #この方法の問題を挙げよ。
  • ルールを破る方法
    • 自分自身への、周りからの期待を裏切る
    • 決まり切った次のステップとは違う一歩を踏み出す
  • 著者。1991年にブック・ブラウザを立ち上げる。
  • 有名人に手紙を書く(最近だとメールか)という習慣。
  • 新しい分野に移るとき、それまで身につけたスキルを活かす方法を見極めること。他の分野との共通点を見つける
  • 時間をかけて、常識だと思われていることを洗いざらい挙げていくこと。一番難しい作業。
  • 他の人が切り捨てたアイディアに目を付け、それを何らかの方法で役に立つものに変える。思考訓練。
  • 何かを決めるとき、過去にどれだけコストをかけたかを考えるべきではない。
  • 失敗は避けられないものであり、すべての弾を躱すのではなくいかに素早く立ち直るかがカギ
  • 自分の生活やキャリアは頻繁にチェックする。新しい環境に移るべきか否か。
  • 評判ほど大事な資産はない。評判はしっかり守ること。
  • 「何かをしようとしている」と口にするが、trying toは言い訳しやすくて良くない
  • 「あなた自身に許可を与える」...常識を疑う許可、世の中を斬新な目で見る許可、実験する許可、失敗する許可、自分自身で進路を描く許可、自分自身の限界を試す許可

phrases

情熱は出発点に過ぎません。自分の能力と、それに対する周りの評価を知っておくことも必要です。とても好きだけど、必ずしも得意ではないことを仕事にしようとすると、悩みが深くなります。(中略)
情熱を傾けられるものがあり、能力もあるけれど、それを活かす市場がない、という場合があるかも知れません。(中略)→仕事にするのではなく、すばらしい趣味だと考えた方が賢明でしょう。
逆に、能力があり、それを活かせる市場が大きいのであれば、その分野で仕事を捜すべきだと言えます。(中略)世の中のほとんどの人は、こうして生活しています。自分のスキルを使える仕事があるけれど、速く家に帰って、自分が好きなこと--趣味に没頭したいと思っています。(中略)
最悪なのは、仕事に全く興味が持てず、その分野のスキルもなく、いまやっている事を活かせる市場もない場合です。(中略)

情熱とスキルと市場が重なり合うところ。それが、あなたにとってのスウィート・スポットです。そんなスポットを見つけられたら、仕事がただ生活の糧を得る手段で、仕事が終わった後趣味を愉しめるのではなく、仕事によって生活が豊かになる素晴らしいポジションに付けることになります。こんなに愉しんでいてお金をもらっていいのかと思えることを仕事にする--これが理想ではないでしょうか?
(p.120)

  • いや、まぁ、理想ですけど。

Ref

考える脳 考えるコンピューター
考える脳 考えるコンピュータージェフ・ホーキンス サンドラ・ブレイクスリー 伊藤 文英

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star知能とは何か?
star知覚・認識分野に関心をもつ人の必読書
star著者の考え方・生き方に感銘

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Webを支える技術 -HTTP、URI、HTML、そしてREST


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starWeb屋の特に若い写真には必読の書

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RESTはアーキテクチャスタイルである。

抽象化レベル Webでの例
アーキテクチャスタイル REST
アーキテクチャ ブラウザ、サーバ、プロキシ、HTTP、URI、HTML
実装 ApacheFirefoxIE
RESTとは次の6つを組み合わせたアーキテクチャスタイルである。
  • クライアント/サーバ: ユーザーインターフェイスと処理を分離する
  • ステートレスサーバ: サーバ側でアプリケーションの状態を持たない
  • キャッシュ: クライアントとサーバの通信回数と量を減らす
  • 統一インターフェイス: インターフェイスを固定する
  • 階層化システム: システムを階層に分離する
  • コードオンデマンド: プログラムをクライアントにダウンロードして実行する(Javascript, Flash
  • URI(Uniform Resource Identifier)のWWWにおける実装がURL
  • HTTPはステートレス。
ステートフル/ステートレスに関するたとえ話が面白かった↓

ステートフルなやりとりは、サーバ(店員)がクライアントのそれまでの注文を、やりとりの間ずっと覚えていることを前提にしています。まずハンバーガーセットを注文し、次にポテトを頼まれれば、そのクライアントがハンバーガーセットをポテトで注文していることをサーバが記憶します。この「ハンバーガーセットをポテトで注文している」という情報のことを、クライアントのアプリケーション状態と呼びます。
アプリケーション状態は別名「セッション状態」(Session State)とも言います。システムにログインしてからログアウトするまでの一連の操作をまとめて「セッション」と呼ぶのですが、この一連の操作の間の状態はアプリケーション状態のことですので、アプリケーション状態とセッション状態はほぼ同じ意味となります。
(p.82)

  • ステートフルだと、クライアントが増える事にサーバーの負荷が上がる。
  • べき等性...何回同じ操作をしても必ず同じ結果が得られる。「x0」とか。
    • GETはべき等。POSTはべき等ではない。
OpenID
シンプルなシングルサインオン。あるサービスのアカウントで他のサービスにログイン可能。
OAuth
Webサービス間でデータをやりとりできるようにする。認可情報を委譲する機能。
  • キャッシュはHTTPの機能。
  • セマンティクスを地に足が付いた状態へと導くmicroformats。。
    • 元々あったRDFには以下の問題点。
      • 記述が複雑
      • 統一的記述が難しい
      • 対象データと独立したメタデータを必要とする

そこでmicroformatsですよ。に最低限の情報を追加する。

裸でも生きる2


裸でも生きる2 Keep Walking私は歩き続ける (講談社BIZ)
裸でも生きる2 Keep Walking私は歩き続ける (講談社BIZ)山口 絵理子

おすすめ平均
stars自伝的なのろけ本?
stars私と重ねて
stars自分がどれだけ甘ったれか教えてくれた本。
stars元気づけられます。
stars生き方を教えられる書

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memo

  • 情熱大陸」に出演してわかったTVの影響力。ネットはまだまだ
  • 自分で普通だと思っているが、周囲からの見られ方との間にギャップがある。
    • #そこは自己認識と他己認識とのギャップそれ自体を認めるべき
  • デザイナーは厳しい目で選別。未だいい人に出会ってない。
  • ストーリーとモノをセットで売る。前者はマザーハウスの競争力の源泉
    • 「そのバッグを買うことの深い意味を人に語れるバッグが欲しい」
  • 途上国のために、という買い方ではなく、かっこいい/かわいいものが欲しいという欲求に真正面から向かい合って欲しいと思わせる
  • ビジネスウィークに載った記事をきっかけにインド人からメール。きっかけに、隣の国ネパールへ進出。第二の国。
  • マザーハウスの商品開発は素材から入る。その土地only one。
  • 起業した時と、一度軌道に乗った後の違い。リスクが取れなくなる。
  • ネパール人は楽観的かと思いきや何もかもいい加減なだけだった

phrases

0から1を立ち上げるには、強い信念が必要であると同時に、それを継続するには、一種の自分自身へのマインドマネージメントが必要だと思う。必ずうまくいくんだ、とひたすらイメージする。
(p.234)

ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する


ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する (Harvard business school press)
ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する (Harvard business school press)W・チャン・キム レネ・モボルニュ 有賀 裕子

おすすめ平均
stars明快なマトリックス
starsやはり読んでおくベキ本。
starsブルーオーシャンに漕ぎ出すことの難しさ
starsNYPD の箇所だけでも読む価値あり
stars事業戦略を考えて行くのにはお勧めの本

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レッドオーシャンを抜け出し、競争自体を無意味なものにする未開拓の市場を生み出す戦略。新市場を開拓する方法を初めて体系化した、という触れ込み。

もくじ

[I: ブルーオーシャン戦略とは]
1. ブルー・オーシャンを生み出す
2. 分析のためのツールとフレームワーク

[II: ブルー・オーシャン戦略を策定する]
3. 市場の境界を引き直す
4. 細かい数字は忘れ、森を見る
5. 新たな需要を掘り起こす
6. 正しい順序で戦略を考える

[III: ブルー・オーシャン戦略を実行する]
7. 組織面のハードルを乗り越える
8. 実行を見据えて戦略を立てる
9. 結び: ブルー・オーシャン戦略の持続と刷新

point
ブルーオーシャンを生み出す
  • 顧客は、競争のない市場空間の作り方を知らない→企業が見つけ出す必要がある
分析のためのツールとフレームワーク
  • 戦略キャンバス(strategy canvas)
    • 既存の市場空間の全体を把握する
  • 四つのアクション(the four actions framework)
    • 新しい価値曲線を描くために。
    • 「増やす」「減らす」「付け加える」「取り除く
  • アクションマトリクス(action matrix)
    • 四つのアクションを補う。
      • 「増やす」「付け加える」だけに偏った戦略に警鐘
市場の境界を引き直す
  • 他の業界から学ぶ。
  • 補完財・補完サービスを見渡す
細かい数字は忘れ、森を見る
  • 戦略アイディアは現場に足を運ぶことで得られる。
正しい順序で戦略を考える
  1. 買い手にとっての効用
  2. 価格 - 手を伸ばしやすいか?
  3. コスト - 価格競争力を保ちつつ、利益の出る水準までコストを下げられるか?
  4. 実現への手立て
組織面のハードルを乗り越える
  • 関係者にいかに戦略変更の必要性を理解させるか。
  • "ティッピング・ポイント・リーダーシップ"
    • 目の前に厳しい現実を突きつける
  • 中心人物を金魚鉢に入れる。透明性。
    • そのためには公正なプロセスfair processが必須
    • fair processを支えるもの「関与Engagement」「説明Explanation」「明快な期待内容clarity of Expectation」
      • 関与...従業員皆に参加者意識を持たせる。

phrases

あなたの業界は、機能志向と感性志向のどちらだろうか。現在、主として感性志向を軸に競争しているのなら、機能志向を強めるためには何をそぎ落とせばよいだろうか。逆に機能志向から感性志向に近づくためには、どういった要素を付加すればよいだろうか。
(p.107)

  • #±は例だろう。

人は誰でも「労働力」「頭数」「人的資源」としてではなく、人間として価値を認めてもらいたいと考えている。組織内での地位にかかわらず尊敬されたいし、個性や持ち味を評価して欲しいのである。
(p.237)

知識やアイディアのように規模の経済性や学習効果、収穫逓増などを見込める財の場合には、従来と異なった形で数量、価格、コストの重要性が増す。このような状況の下では、企業は手ごろな価格水準でこれまでにない価値を提供し、ターゲットとする買い手を当初から多数惹きつけて、市場規模を拡大するのが賢明である。
(p.281)

ブルー・オーシャン戦略の柱は、価格を高く設定して生産量を抑えることではなく、手頃な価格設定によって買い手にとっての価値を高め、それをテコに総需要を新たな水準に引き上げるころである。すると、導入期にできるかぎりコストを抑えるだけでなく、模倣者が現れてただ乗りをするのを防ぐために、長期にわたってコストを押し下げていこうとの強いインセンティブが働く。こうして、買い手も利益を得、社会も効率改善の恩恵に浴する。
(p.284)