日本のブルー・オーシャン戦略
日本のブルー・オーシャン戦略 10年続く優位性を築く | |
安部 義彦 池上 重輔 ファーストプレス 2008-09-20 売り上げランキング : 17806 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
実例豊富で原著よりもわかりやすい
memo
- ブルーオーシャン戦略のスタートは、ノンカスタマーが市場から遠ざかっている理由を解明する事
- このときアンケート等の既存の市場調査に頼らない事。ゲームをしない人のことをゲームがらみのアンケートでは掴みきれない。自分たちで頭を使って創造性を発揮する事。
- マスの取れる価格設定。単純にコストを積み上げてマージンを乗せる「コストプラス」型ではなく、マス顧客層の手の届く価格に設定。重要な所にカネをかけて削れるコストは削る。コールドスポット(非重点領域)を明確に定義。
- 1. 買い手にとってのユーティリティがあるかどうか
- 2. マスの手の届く価格を設定する
- 3. 価格を実現可能なコストを考える
- 証券業界 ... 90年代後半の個人向けディーリングサービスの発達。
市場の境界を引き直す6つのPath
- 1. 業界内のライバルに照準を会わせる
- →「Alternativeな」産業を見渡す
- 2. 戦略グループ内部の競争上のポジション
- → 業界内の様々な戦略グループを見渡す
- 3. 買い手の要望によりよく応える
- →業界の「購買者グループ」を定義し直す
- 4. 業界の枠組みの仲で製品やサービスの価値を最大化する
- →「補完的な」製品やサービスを見渡す
- 5. 業界の機能/感性の方向性に沿って価格・パフォーマンス比を改善する
- →業界の機能/感性の方向性を問い直す
- 6. 外部トレンドへの適応を目指す
- →将来にわたって外部トレンドの形成に関わる
3層のノンカスタマー
- 1. Soon to be (境界者) ... すぐ他に移りかねない層
- 2. Refusing (拒絶者) ... 検討した上であなたたちのサービスを利用しないと決めた人
- 3. Unexplored (処女地) ... 思いもかけないユーザ層
買い手にとってのユーティリティ
- 最初に確認すべきは「買い手にとってのユーティリティ」
- 業界の枠のとらわれず。
- 価格やコストの板挟みで買い手のユーティリティを犠牲にしない。