投資信託にだまされるな!--本当に正しい投信の使い方
投資信託にだまされるな!本当に正しい投信の使い方 | |
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内容memo
投信のしくみ
販売会社→運用会社→信託銀行→株式市場・債券市場
日本の投信の効率の悪さは「手数料の高さ」
手数料の種類3つ
- 販売手数料(購入時→販売会社に入る)
- 信託報酬(保有期間→3者に入る)
- 信託財産保留金(解約時→信託財産に戻される)
投信の損益は(1)基準価額の値動き (2)分配金 で決まる
売却時に利益が出ていると、利益に対し20%の税金がかかる。
キケン投信とそのカラクリ
1. 定期預金とセット
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- 年率換算すると低利+利息から20%の源泉税
2. 高利回り宣伝
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- 為替変動
3. 毎月分配型
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- 預けた金を分配されているだけ(その分基準価額は下がっていく)
4. 資産分散型
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- Fund of Fundsで二重手数料(信託報酬)
5. クラスB受益証券
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- 手数料後払いのトリック、短期解約高額手数料とか
- 継続してランキングTOP10入りしている投信はない
- たくさん商品を発売して、成績の良いものだけ宣伝する*1
選び方
- 信託報酬年1%未満、ノーロード(販売手数料ゼロ)
- 分散投資1/4
phrases
分配金の原資はみなさんが投資したお金です。分配金が支払われると、その分投信全体の資産が減るため投信の基準価額が下がります。(中略)
分配金を受け取るたびに税金がかかるため、実際には税金分だけ資産が目減りしていきます。複利効果も減りますから、分配金を何回にもわけて受け取るのは資産を増やす上では損なのです。もっと言えば、投信会社や販売会社に手数料を支払って、自分の資産の一部を「分配金」として受け取っているだけといえるでしょう。
(p.28)
*1:あー...わかる