世界級キャリアのつくり方-20代、30代からの“国際派”プロフェッショナルのすすめ


世界級キャリアのつくり方―20代、30代からの“国際派”プロフェッショナルのすすめ
世界級キャリアのつくり方―20代、30代からの“国際派”プロフェッショナルのすすめ
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  • 上:中:下 = 2:6:2の分布。上2や中6のレベルを高めることに関心を払うべきだ
  • 世界級のキャリアを構築するための環境を整備
  • 桁違いの知識・技術+パッションとプライド

もちろんどんな分野にも評論をする人は必要だが、あら探しをするだけ、課題をあげつらうだけではいただけない。あまりに哲学がない。
(p.65)

  • Broken Englishでいいから世界の動きや課題について自分の意見をもち、それをどんな場でも表現できるようになれ。
  • 20代までは、将来の基盤となる基礎知識を学ぶ+多様な価値観や人に触れる。自分の可能性/価値観を広げ、人生の目標を模索する。
    • このころに小さな失敗をたくさんする。リカバーするコツを覚える。
  • 30代は自分の適性を知る。家族や自分のライフステージに会わせて、どのレベル・役割を目指すか選択すべき。
  • 海外へ行くメリットの一つ: 挫折に強い「いい加減さ」
  • キャリアのステップアップに繋がる「旬」が存在する。今ある知識や技術を試せ、ストレッチできる機会。
  • 1流の人と一緒に仕事する。
  • 同じ場所で同じことを続けるのはよくない。20代のうちに場所を変える。
    • 場を変えるタイミング: 仕事がマンネリになり、あまり考えなくても仕事がこなせるようになったとき。3年が目安だとか
      • # 今全く出来るようになる予測が付かないのだが...
    • ただし、場を変えると自分の価値を立証する必要がある。
      • # 証拠を残しておく。あの話。

初対面の人に対して、常に好奇心を持ち、相手が伝えたいことを聞き出しながら、浮かんだ疑問は素直に問いかけ、なるほどそういうことなのかと理解する所まで会話を続ける。
同時に、自分の知っていることをそのテーマに合わせて伝える。こうして、お互いが相手に伝えたいことを交換・共有し、会う前には知らなかった新しい発見があると、楽しくそして有意義なコミュニケーションができる。難しいルールはなく、いかに相手に対する関心を持ち続け、すばらしいと思ったことには素直に反応する。疑問は疑問としてそのまま問いかけ、多数の人がいる場合、1vs1で会話をするだけでなく、皆の意見を満遍なく聞くようにするなど(略)
(p.140)

  • 国際会議で質問すると、後でその質問に対して「俺はこう思う」と話しかけてくる人がいる。
  • 失敗してもうまくいかなかったときにどう対応するかを経験し、学んでおく。自覚と責任感。人の責任にしないで反省できるかどうかで大きな差が付く。
  • キャリアを積んでいくうちに、能力や技術がプロとしてやってけないレベルであることに気付くことがある。
    • 挫折したときもその気さえあれば乗り越え、リカバリーする道はある。ユニークさが活きる道を「作る」。
  • 専門分野だけでなく時事問題や世界の情勢、人類共通の緊急課題なども認識、自分の考えを持っておく
  • 「研究」は粘り強く一つのことに夢中に慣れる人でないと向いていない。

国際派プロフェッショナルに必要な五つの力

  1. 現場力
  2. 表現力
    • 単なる語学力ではなく、自分なりのメッセージをもち、それを多くの人に伝える能力。
  3. 時感力
    • 時感や順序に敏感、必ず物事を達成するまで詰める能力
  4. 当事者力
    • 「自分には」何が出来るかを常に考え、行動に移す。
  5. 直感力
    • ものごとの本質を見極め、そこに集中する。

現場力の背後には、絶えざる好奇心、自らの目で見よう、聞こう、感触を知ろう、やってみようという心がある。また聞いたことをそのまま鵜呑みにしない、今までの業界の「常識」、日本の「常識」を疑う心が必要である。
(p.191)

  • 特に、自分がやったことはほんの一部で、それがすべてだと思い込まないことが重要。
  • 「そこまでは考えなかった」と気付かせる程質問を詰めながらも、学生に恥をかかせてはならない。
  • 何かを始めるときはExitプランと、脱出する損切りラインを決めておく
  • ある程度成果があった場合、相手の関心のありそうな材料を、あまり時間を置かずに提供する。PRは"たたみかける"。
  • 直感力を鍛えるには...
    • e.g.記事を音読し、その場でサマリーを言う
    • e.g.新しい場所に行ったり新しいことをしたら、それを知らない人に一言で説明する方法を考える。
    • 枠を規定しない。自分の担当部分だけに目を奪われず全体を見る