会計天国
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「正常な営業の中で発生しているものは、1年以内に現金化できなくても『流動資産』に入れておくのよ。だって、いくら定番商品といっても、会社にお金がなくなって、『早く現金が欲しい!』と思ったら、加賀ちゃん、安売りでもいいから売っちゃうでしょ?」
(p.47)
「じゃ、会社を大きくすれば、儲かるってことなんですか?」
「逆よ。儲かるために、会社を大きくするのよ。だって、儲かるためには、ビジネスのやり方を変えなければいけないでしょ。(略)それで、社員の管理は部長に、雑用は総務に任せるってことになるのよ。もちろん、社員が多くなれば、地位を与えたり、新しい仕事にチャレンジするという夢を与えなくちゃいけなくなる。これを繰り返すと、組織ができあがって、会社は必然的に大きくなるのよ」
(p.123)
どんな仕事でも『歩留率』の考え方を頭の中に入れておかなくてはいけないんだ。たとえば、営業マンがプレゼンの資料を作るとする。最初に、お客の意見をよく聞いてから作らないと、もう一度、すべて作り直しってことになるだろ?工程の後の方で『歩留率』が悪くなっているから、それまでにかかった人件費や事務所の賃料を無駄にしたことになるんだ。
(p.180)
「『貸借対照表』や『損益計算書』事態に書き込まれている数字は、キャッシュの入金や支出したあとの、確定したものじゃないってことなのね」
「決算書は、『発生主義』で作成されているからな」
「粉飾はあくまで将来に発生する予定の数字をいじっているだけであって、過去のキャッシュに裏付けされた数字はいじれないってこと?」
(p.195)
会社を再生させるときの3つの方法
- 節税のテクニックを使って、会社が使えるお金を増やす
- 会計のテクニックを使って、決算書の利益を増やす
- ビジネスモデルを変えることで、現実の売上と利益を増やす
(p.199, 改)
「だいたい、会社はなぜ高学歴な人材をほしがるのか、知っているか?(略)試験に合格できるっていうのは、勉強をやる要領が良いってことなんだ。忙しい仕事の合間でも要領よく勉強して、その知識を仕事に活かせる人間だけが、成果を上げることができるって、会社は知っているんだ」
(p.218)
会社は責任を押し付け合う場所ではない。社員が協力し合って、売上を上げて利益を稼ぎ、その中から給料を分け合う組織体なんじゃ。
(p.241)
会社は社員が幸せにならなければ発展できないんじゃ。効率よく稼ぐことで、みんなが早く帰れて、それでいてたくさんのお金を配分できるようにするのが、上司の役目なんじゃ。
(p.254)
- 安西先生...!
memo
- みんな減価償却費が大きくて節税出来る定率法を選択してしまう?
- そうならないように建物などは定額法しか使えない
- 減価償却費は経費算入。
- 固定資産が絡まないビジネスなら短期借入金を利用しつつ入出金のサイクルを管理すれば黒字でお金がない、という事態には陥りにくい
- 自己資本比率理想は50%, 30%でまぁOK
- 資本金1億以下の会社は交際費400万/年がlimit
- 商品を自社の工場で作る製造業はPLの一部として「製造原価報告書」を作る
- 歩留率、という考え方。これはThe GOALの...?
- 社員1人あたりの粗利益2000万円を目指す。1年250日8時間で2000時間x1万円/時
- 給料を下げるのは最終手段