起業家2.0 - 次世代ベンチャー9組の物語
起業家2.0―次世代ベンチャー9組の物語 | |
おすすめ平均 76世代として これは熱いです。起業したい方にはぜひ読んで欲しいです。 成功のチャンスは無限にある! インターネットの世界にには,新しいビジネスモデルはまだまだたくさん眠っている。 2010年のリードランナーを特集 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
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取り上げる企業と経営者。敬称略
フレーズ
彼らの仕事観、ビジネス観はかなり明確で、基本的には第二世代*1のようにガンガン営業をして、企業規模を拡大していこうというような野心はあまりない。どちらかと言えば、自分や仲間が楽しんで仕事ができればいい--そんなふうに考える起業家が増えているのだ。
(p.5)
- なんとなく感覚わかる。共感できるのは"2.0"世代の方
このバブル崩壊をすり抜けることができたのは、崩壊直前に「滑り込みIPO」で巨額のキャピタルゲインを手にしたオン・ザ・エッヂ(後のライブドア)やサイバーエージェント、楽天など一部の企業だった。
(p.33)
「大きい組織に入ることは、自分に取ってレバレッジだと思っていた。でも情報産業というセクターで勝負していくのであれば、それはレバレッジではなく、足かせになってしまう」
(p.47、アブラハム高岡さん)
- 大組織が強い事業、というのももちろんあるのだろうが。
そうして羽田は2002年9月、執行役員上級副社長としてオン・ザ・エッヂに入社したのである。
入社してから一ヶ月は、堀江へのメールに送った通り、社内の様々な部署を見学したりして遊んで暮らした。自分のビジネスに利用できる道具が、この会社の中にはどれだけあるんだろう--そんなことを頭の中に巡らしていたのである。
(p.64)
- 最初にぶらぶらと全体を把握とな。
ユーザーインターフェイスという使い勝手の部分は消費者にまかせ、しかしサービスのバックエンドは共通化して行こうというのが、ペーパーボーイの開発戦略だ。(中略)
先鋭的な技術は大事だけど、でももっと大事なのは人が使いやすく気持ちいいデザイン--という理念だ。
先端を追い求め、でも先端じゃないところに豊かさがあることを知っている。そんな会社が提供しているにぎやかなサービスの数々は、統一ブランドも存在せず、フラットに散らばっている。
(p.123)
- デザイン、UI。最終的にどう受け取られるのかという部分。アクセス。空間と存在、ネット、指名。
資金が無いから、初期費用10万円、月額1万円の専用サーバーを借り、そのサーバーのディスクスペースを分割して自社ユーザーに又貸しすることにした。1台で、300人くらいのユーザーを収容することができる。単純計算すれば、300人 x 250円(月額) = 75000円だから、収益を出すことは十分に可能なはずだった。
(p.131)
- これは頭いいよな。言われてみれば簡単な話なんだけど、他の人に出来ない/やってないことをやってる。計算もシンプルだ。こういうモデルを考えて実行できる人はすごい
- 見向きされていない、こんなチャンスを拾いたいものだ
楽天トラベルの初期の失敗の教訓から、そこにどのようなマーケットが存在し、そのマーケットに対してどのような戦略でサービスを提供するべきかということを、徹底的に考え抜かなければならないということを、身をもって思い知らされたのである。
(p.151)
- まーけっと、ゆーざー。まずどんな人に売るのか?というところからスタート。全脳。
「コンピュータを最初に使っちゃうと、コンピュータでできることしか考えないじゃないか」
(p.167)
断片
参考文献
「ネットワーク経済」の法則―アトム型産業からビット型産業へ…変革期を生き抜く72の指針 | |
Carl Shapiro おすすめ平均 「普遍性を説く希有な経済書」だが… 陳腐な邦題とは正反対の名著 ネットワーク経済ってなんでしょう。 ポイントを突き、大著だが読みやすい IT時代のビジネスバイブル Amazonで詳しく見る by G-Tools |
- 在庫ないじゃないすか。評価高い。