新ネットワーク思考―世界のしくみを読み解く
新ネットワーク思考―世界のしくみを読み解く | |
青木 薫 おすすめ平均 海に流したボトルメール 課長 島耕作の不思議 ネットワークとは ネットワークから数理モデル、物理学まで包括した1冊 後半は散漫だが、ネットワークの特性を良く理解できる本 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
概要メモ
ネットワーク理論の歴史
ネットワークの特性
- ランダムネットワークは釣鐘場の分布。
- スケールフリー・ネットワークはベキ法則に従い、少量のリンクしか持たない大量の要素と、大量のリンクを持つ少数の要素で構成される
- スケールフリー・ネットワークはクモのいないクモの巣(手の混んだデザインはない)
- 自然は普通ベキ法則を嫌い、指数法則に従って急速に減少する。
- しかし系が相転移を起こす時になるとベキ法則が現れる。
- ネットワークの中にはボーズ・アインシュタイン凝縮を起こすものがある。
- つまり「一人勝ち」現象が起こる。
- リンクの多いものが勝者となる。
- ネットワークの性質を調べるにはまず度数分布
- ハブを何人知っているか。多数の知人を持つ少数の人がハブ。
- アジア通貨危機は金融カスケード故障
- 一点集中ネットワークは真ん中を叩かれるとだめになる。
- 一方スケールフリーネットワークは攻撃に強いが、ハブを壊せばネットワークは崩壊する。
- タンパク質カスケードも然り。例えばp53
生物学とネットワーク
フレーズ
検索エンジンはどんどん向上しており、そのこと自体は朗報と言える。問題は、ウェブがそれ以上のペースで成長していることだ。
(p.235)
- #カオスですね。一人の人が通常観測可能な範囲ではこれを意識することは無い
ヒトゲノム・プロジェクトは新しい事実に目を開かせてもくれた―生物の振る舞いを分子レベルにまで還元できるケースはめったにないということだ。
(p.259)
- #神経間の連結がどこで人間の意識を持つのか、というのと同じで、要素に分解するだけでは理解できない。というか理解/言語化できるのかよくわからんな
「20世紀は物理学の時代、21世紀は生物学の時代」とはよく見聞きする言葉である。(中略)
21世紀は複雑さの世紀となるに違いない。そして、ネットワーク思考が引き金となって革命が起こる分野があるとすれば、それは生物学だと私は考える。
(p.283)
- #21世紀あと90年もあるけんなぁ
インターネットの真の遺産は、何千という新しいオンライン企業を生み出したことではなく、既存のビジネスを変換したことである。
(p.309)
- #ドラッカーも言よったな。そのうちの一つがeコマースか