成功者の告白 5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語


成功者の告白 5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語
成功者の告白 5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語神田 昌典

おすすめ平均
starsまずは読んでみなくてはいけない書物
stars泣けた本。
stars企業する人、経営者となり始めの人は、よむべし
stars新鮮なものがたりでした。
stars「ザ・神田」

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会社の成長にはパターンがある。自分は例外だ、と切り捨てるのではなくパターンが存在することを認めて、その次を考える。いい本。働き始めるとまた違った読み方ができそう。

フラットな組織ということは、社長のカリスマ性で組織が持っているということです。だから、創業時からの社員で社長の周りが固められているんじゃないでしょうか?管理部門は社長の言いなりなので、骨抜きです。すると、このままのペースで成長し続けると、数年のうちに組織に亀裂が入るかもしれません。
(p.12)

  • フラットな組織、と言うと聞こえはいいが。一般論。

映画と同様、経営者は他社と似たようなパターンで進みつつも、自社だけは異なる独自の道を進んでいると勘違いしている。
問題は、パターンが見えないためにパターンに翻弄されていることだ。
(p.15)

  • 個人の人生でもそうかもしれない。誰しも自分は特別と思いたい。

年収が高くない人は、年収を高く見せる必要がある。本当に年収が高い人は、年収を低く見せる必要がある。なぜなら、年収が高いといろいろ面倒なことがあるのを知っているからである。
(p.32)

  • 見る側としては、見た目年収が高そうな人に目を向けるのは素人で、見た目に現れない所を見抜く必要があるのか

「それじゃ起業して成功するためには、何が鍵なんですか?」
「タイミングだよ。ビジネスで成功するには、第一にタイミング、第二にタイミング、第三にタイミングだ。つまり、いつ市場に参入するかが鍵なんだ。」
(p.37)

  • 新しければいいというものではない。
  • タイミングを見抜くには「知識と情報」だそうな。そして情報を得るためにアンテナを張っておく。

多くの人は新規事業を考える際に、残念ながらダイヤモンドの原石を見つけようとする努力をせずに、目の前にあった石ころを磨き始める。
(p.41)

たいていの人は、好きなことをやるべきか、それとも儲かることをやるべきか、その間で揺れて、結局、何もできない。しかし儲かる仕組みと、誇りを持てる仕事というのは両立できる。情熱を傾けられる仕事をやるのは当たり前。そのうえで、ビジネスの仕組みをつくるんだ。その両輪をまわす必要がある。
(p.45)

  • 両立できる。まず情熱ありき、その上に仕組みを作る。仕組みの中に情熱を見いだすのではない、のか?

今のような変化が激しい時代、安定を求めるというのは大きな会社に依存することではない。安定とは、自分で自分の人生を切り開く能力に比例する。でも、多くの人は他人が敷いたレールの上を走ることばかりに忙しくなって、自分でレールを敷く勇気を失っている
(p.46)

  • 自分でレールを敷きたいものだ

商品にしても事業にしても、成熟期というのは、実は次世代の始まりなんだ。革新を起こすには最適な時期なのさ
(p.47)

  • びみょうにずらしてニッチを狙う。

ピーター・ドラッカーによれば、このように会社や事業の寿命が個人の労働可能寿命よりも短くなることは、歴史上はじめてのことである。(中略)しかし今では、スキルを身につけても、まだ働けるのに会社の方が先に寿命が来てしまう。それは一生に、いくつもの異なる分野で異なる能力を発揮しなければならないという、まったく新しい時代に生まれたことを意味する。
(p.54)

  • 一つにのめり込めば食っていけた昔の世代の人の言葉をちゃんと受けとめつつ、複数の分野にアンテナを張っていなければならない

ビジネスモデルのチェックポイント

  1. このビジネスまたは商品が成長カーブのどこに位置づけられているのか
  2. ライバル会社との比較で優位性があるかどうか
  3. ビジネスを継続するために十分な粗利が確保できるモデルか

(p.63, 改変)

  • この3つは最低限らしい。この3つがOKならそれなりにいけるのか?
  • まず粗利ありき。起業家は資本力がないので5,6割は粗利があるモデルじゃないと回らない。

収入はシンプルな法則で決まる。どれだけ多くの顧客に役立てるかだ。サラリーマンは、ひとりの上司にしか役立てない。だから年収には限度がある。多数の人に役立てるシステムを作り上げる起業家の収入は、青天井になる。
(p.69)

  • なるほど。サラリーマンでありながら会社の役に立とうとすると評価が高いというのはコレにもかかわるのかな

結果さえ出せば、あとは自由。タクは、それが自分の会社の個性だと思っていた。ところがそれは、導入期の会社ならどこでも共通する当たり前の特徴であることをタクは知らなかった。
(p.113)

  • この点をウリにするベンチャーよくありますね。。。
  • 導入期じゃなくてもこの仕組み使っている(らしい)会社もあるけどこれはなんだろか

「日本の会社の90%以上が、年商10億円以下の零細・小企業だ。なぜかと言えば、この第二創業期の壁が非常に厚い。」(中略)
(p.199)

  • ここを超えることが幸せかどうかという問題もあるけど、超えるためには経営のシステム化が必要、とのこと。