勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ― ビジネス思考法の基本と実践

簡単な計算をしてみましょう。短時間で適切な情報を集められる人が20%くらい、そのうち推論をしっかりと働かせる人が20%、最後にそこから行動につなげる人が20%くらいとすると、ビジネス上で短期間のうちに情報を集め、新しい解決策を考えて実行する人は、

20% × 20% × 20% = 0.8%

となり、なんと、100人に1人もいないことになってしまいます。
だからこそ、行動を起こす人材になれば、市場での希少価値が出て給料が上がり、成果を出しやすくなり、企業内での出世や転職がしやすくなるのです。
(p.27)

  • 確かに動いてない人多いけんな。動こや

職業選択の際、一番多い失敗は、そのときにもっとも流行っている企業に就職してしまうことです。(中略)そうすると、これから起こることは何か?
業界の過当競争と業界に殺到した人材の過当な競争です。しかも、そういった企業には「教えて君」や「暗記君」があつまりがちなため、リスクをとらず、石橋を叩いて叩き壊すようなことが起こり、業界全体がだんだんと沈んでいってしまうのです。
それよりは、そのときに注目されていなくても、将来伸びる可能性が大きい仕事に就いたほうが、やりがいもあるし、収入にもつながりやすくなります。あるいは、ビジネス思考力がつねに生かせる仕事に就くことで、将来のリスクを減らすことができます。
(p.54)

  • 意識して選んでいる。後は選択眼の問題

要は、新しいアイデアなどというものは存在せず、既存の何かと何かを組み合わせることで、新しいアイデアに仕上がるのです。
(p.133)

ず−っとイメ−ジを思い浮かべます。そして、その思い浮かべたイメ−ジを大きな声で説明していく、たったそれだけです。
(中略)
このとき、できればボイスレコ−ダ−に吹き込んで、再現してみます。そして、それを聞きながら、頭の中に映像を浮かべる。そして、その映像をまた言葉にするという訓練をしていくのです。
(p.178-180)

  • イメストやってみよや

言葉というのは、非常に限られた情報量で、自分の体験を相手に伝える、考えを相手に伝える、感触を相手に伝えるための手法です。
ですから、
どうやって空いて気持ちを膨らませるか、相手の考えを膨らませるか、このために、言葉を選択します。
(p.245)

  • 言葉の持つ力。まず相手にイメージを持たせるのか。

いいなと思えることを知ったら、とりあえずやってみよう、取り入れてみよう、考えてみようとする繰り返しのなかで、人は進化していく
(p.271)

  • 行動によってのみ成長するという。

ツイているひとは意外と、よく言動が変わります。前にはこう言っていたのに、こう言い直したじゃないか、言ったことがすぐに変わるなどといわれるかと思いますが、これはある意味、当たり前です。昨日言っていたことに対して、今日新しい材料が手に入ったとしたら、それによって、概念、態度、行動が変わってもしかるべきです。つねにフレキシビリティ、柔軟性を保つということです。
(p.292)

  • すぐ言動変わるのでツイてるらしいやりましたね

私がブログを書くことや本を書くことを推奨しているのは、そうやって、自分をある意味、さらけ出すことによって、それに共感する人が向こうから寄ってきてくれるからです。共感する人と言っても、必ずしも感覚が自分と100%一緒というわけではありません。わりと近いところにいて、自分が知らないことを知っていたり、スキルを持っていたりするのです。
(p.317)

  • 実感しています