急に売れ始めるにはワケがある (The Tipping Point)

急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則 (SB文庫)

急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則 (SB文庫)


実例が多い。
あんまり面白くなかったのはなぜだろう。理論が革新的であるでもなし、ストーリーが研ぎ澄まされているでもなし、か。
マーケティングに応用する立場でもないし

社会的伝染にあっては、メイヴンはデ−タバンクの役割を果たす。そこからメッセ−ジがでてくる。コネクタ−は社会的にかわの役割を果たす。そこから伝播が始まる。だが同時に、わたしたちが自分の耳にした情報に納得しないとき、それを説得する技術を持った選ばれたグル−プ ― これがセ−ルスマンだ ― も存在する。
(p.100)

  • ネクターとメイヴンとセールスマン。この三社を狙ってピンポイントにマーケティングすることで感染的ブームを引き起こすことができる。
  • このケースが絶対ではないし、再現性があるかどうかもちょっとわからん。

こういう傾向を心理学者は、「根本的属性認識錯誤Fundamental Attribution Error」(FAE)と呼んでいる。この面白い言い回しは、人間は他人の行動を解釈するとき、おしなべてその根本的な性格特徴を過大評価し、状況や背景の重要性を過小評価するということを意味している。
(p.218)

  • 実はContextの力の方が重要だったりする、という。
  • ありがち錯覚。知識が認識につながる例。ただ思考の選択肢をデータベースに溜めることとの。