ハッカーと画家
- 作者: ポールグレアム,Paul Graham,川合史朗
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2005/01/01
- メディア: 単行本
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Lisp, 言語に関する記述
どんなプログラミング言語も2つの部分に分けることができる。公理の役割を持つ根源的なオペレ−タと、原理的にそれらの根源的なオペレ−タを使って書くことができる残りの部分だ。
(p.162)
- オペレ−タは少ないほうが良い
Lispのコ−ドは、ひとたびパ−サによって読まれたら、あなたが解析することができるデ−タ構造になるんだ。
コンパイラの動作を理解していれば、Lispの構文は奇妙だと言ってもLispには構文がないと言っても大した違いはないということが分かるだろう。ほかの言語ならコンパイラが構文解析して内部に作られる構文木を、Lispでは直接プログラムとして書き下すわけだ。しかも、この構文木はプログラムからアクセスできるから、構文木自身を操作するプログラムを書くことができる。Lispではそのようなプログラムをマクロと呼ぶ。いわば、プログラムを生成するプログラムだ。
(p.180)