ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか
ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか | |
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利益モデル23個
- 顧客ソリューション利益モデル Customer Solution Profit
- 顧客に付いて理解を深める。そして顧客固有のソリューションを提供。長期の利益を見込む。
- 製品ピラミッド利益モデル Pyramid Profit
- 最下層をファイアウォールとして市場を守り、上層部でかっちり稼ぐ
- マルチコンポーネント利益モデル Multi-Component Profit
- 基盤ビジネスから派生したいくつかのコンポーネントを用意、別口で稼ぐ
- スイッチボード利益モデル Switchboard Profit
- 一定数を押さえてしまうと、残りは自分の元に集まるしか無くなる、そんな臨界点を狙う。
- 時間利益モデル Time Profit
- 時間とともに稼げなく場合の戦略。入念に計画し、一気呵成に稼いで離脱。
- ブロックバスター利益モデル Blockbuster Profit
- 大人気商品をひとつぶち上げる
- 利益増殖モデル Profit-Multiplier Model
- 基盤をいろいろな角度で展開して稼ぐ。キャラクター物とか。
- 起業家利益モデル Entrepreneurial Profit
- 最初に良い所をポンと投げて、美味い部分を吸ったら離脱?
- →正解: 会社一丸となって利益を追求、そのスリルと勝利の高揚を楽しむ。
- スペシャリスト利益モデル Specialist Profit
- 専門性の高い部分で稼ぐ?
- →正解: ひとつの分野を徹底的に理解し、精密なサービスと価格設定を可能にする。
- インストール・ベース利益モデル Installed Base Profit
- プリンタのアレだろうか?
- →正解: だいたい正しい。最初の製品は顧客に選択権があるが、それ以降は売り手に選択権がある。
- デファクト・スタンダード利益モデル De Facto Standard Profit
- それ以外に選択肢が無くなるような
- ブランド利益モデル Brand Profit
- この商品ならあのブランド、という心理学フィルターを獲得すれば後は勝ち
- #マーケティング22の法則、に通じる所がある
- この商品ならあのブランド、という心理学フィルターを獲得すれば後は勝ち
- 専門品利益モデル Specialty Product Profit
- 一部の人しか使わないものを作り続けるニッチな戦略
- ローカル・リーダーシップ利益モデル Local Leadership Pfofit
- ひとつの地域で優位性を獲得する、それを順々に繰り返して行く。
- 取引規模利益モデル Transaction Scale Profit
- でかく動かしてその数パーセントを翳めとる?
- →正解: そもそも論だった。でかい案件を獲得するには...集中、とな。
- 価値連鎖ポジション利益モデル Value chain Position Profit
- バリューチェーンの重要ポイントを支配して大きな利益率を上げる
- 景気循環利益モデル Cycle Profit
- よくわからん
- 販売後利益モデル After-Sale Profit
- いやこれがプリンタモデルか?
- →正解: いちおう正しい。価格が低く・変動幅も小さく、選択肢が少ない場合にはチャリチャリ落としてくれる。
- 新製品利益モデル New Product Profit
- 常に(必要なくても)新製品を出し続ける事で需要を喚起するモデル?
- →正解: 最初のひとりになる。顧客のマインドシェアを獲得する。
- 相対的市場シェア利益モデル Relative Market Share Profit
- 勝つためには優位に立て。失敗すれば妥協するか、撤退せよ。
- 経験曲線利益モデル Experience Curve Profit
- 経験が蓄積されるとコストが下がる。
- 低コスト・ビジネスデザイン利益モデル Low-Cost Business Design Profit
- デジタル利益モデル Digital Profit
- 情報の差が利益を生み出す
memo
利益というのは実に不思議なものだ。利益が生まれるにあたっては、ひと握りの人々が途方もなく重要な役割を果たしている。売る人、価格を設定する人、プロジェクトを統括する人、発明する人--実際、利益に付いて考えれば考えるほど、会社という組織がひと握りの人材の才能にいかに依存しているかが分かるだろう。
- ひねくれたように見える計算問題でも、普通に手に入る情報と常識、あとは根気があれば解ける。
- ヒルベルトの学習法 - ひとつの分野をマスターするまでそれを続ける。マスターしたらつぎの分野に移る。その積み重ね。