ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代


ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代
ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代ダニエル・ピンク 大前 研一

三笠書房 2006-05-08
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トフラーの『第三の波』は農耕社会(1st)、産業社会(2nd)の次の情報化社会を予測した本(1982年)。
ドラッカーのナレッジワーカーが礼賛されていたのは第三の所まで。

知的労働者の反復性・再現性のある仕事は、程度の差はあれ
・コンピュータに代替される
・コストの安い海外に振り向けられる
可能性が高い。

カンニングを容認するようになった学校。

「答えの無い時代」のいま、世の中に出たら、知識を持っていることよりも、多くの人の意見を聞いて自分の考えをまとめる能力、あるいは壁にぶつかったら、それを突破するアイディアと勇気を持った人の方が基調なのである。


「ハイ・コンセプト」...パターンやチャンスを見いだす能力、芸術的で感情面に訴える美を生み出す能力、人を納得させる話の出来る能力、一見バラバラな概念を組み合わせて何か新しい構想や概念を生み出す能力

「ハイ・タッチ」...他人と共感する、人間関係の機微を感じ取る、自らに喜びを見いだし他の人が喜びを見いだすことを助ける、日常的な出来事も目的や意義を追求する能力

みんなの意見を聞いて統合した上で「自分はどう思うか」を伝える

6つのセンス...デザイン、物語、(全体)調和、共感、遊び、生き甲斐

知識労働者ら左脳主導思考の成功により価値が下がり、右脳的な部分の価値が上がって来た

MFA(Master of Fine Arts)という資格。
MET(Master of Entertainment Technology)@カーネギーメロン大学


情報は物語を通した方がよく知ることが出来る

以前はひとつの分野で専門家となれば成功が保証されたが、現在は、まったく異なる領域の仕事を同等の自身をもってこなせる人が、多額の報酬を手に出来る。
「境界を超えられる人」...複数の領域で専門性を身につけ、異なる言語を操り、様々な体験の中に喜びを見いだすことが出来る。

ただ境界を超えるだけではなく、機会を見極め、それぞれを結びつける必要がある。

パターン認識力 = 優れたリーダーの資質。

いいものを記録する。優れたデザイン、珍しい比喩。

ST(精神超越性)テスト...幸福感と精神性