読んでいない本について堂々と語る方法

結構いいこと書いてる。

読んでいない本について堂々と語る方法
読んでいない本について堂々と語る方法ピエール・バイヤール 大浦 康介

筑摩書房 2008-11-27
売り上げランキング : 6482


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


読書の規範

  • 1. 読書義務。読書は神聖なものであるとする。
  • 2. 通読義務。すべて読まなければ読書ではない。
  • 3. 読んでいない本について語ることは出来ない。

メモ

  • 読んでいないことに対する"やましさ"を解消することを目的とする。
  • 本の内容は知らずともその本の「位置関係」は分かる。
  • 読書は時間の中で推移する。すなわち読書を始めた瞬間から忘却が始まる。
    • 記憶は個人の記憶によって歪められる。
  • 書物について語るときに自分がどの位置に居るのかを知ること -- 読んだことの無い書物を考察するにあたり重要
  • 他者は「知っている」と考える習慣を止めるべき。