大前研一の新しい資本主義の論点
大前研一の新しい資本主義の論点 | |
大前 研一 DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部 おすすめ平均 これからの世界を生きるために 一見難しそうだが、明確な意見と今後の予測がはっきりしていて理解できる。 次のアンソロジーも期待 新しい資本主義について考える! 世界中のエコノミストの中身の濃い論文集 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
- 大前さんが注目している地域
- ホームレス・マネーはダイレクトに市場を通じて民間企業に行く。政治家のポケットを通さない。
- スイスの多国籍企業、社員が海外赴任して10年20年戻らないことがある。親が居なくてもやっていけるように教育制度が充実。
- ユニリーバメソッド。途上国に進出したらまず浄水器。その後に石けんやシャンプーを売る。
- 大塚製薬のポカリスエットをインドネシアの文化に合わせてマーケティング、成功した。
- プリンシパル・エージェント問題...経営者の利害は株主のそれと一致しない。
- 金融商品の場合、貸し手と借り手が交渉することはない。条件について消費者に発言権はない。飲むか飲まないか。
- 非公開企業が公開企業を買収するリバースM&A。2007にはインドがやらかしたが、次はブラジル・ロシア・中国だろう。!
- グローカリゼーション(優れた製品を自国で開発、全世界に発信し、地域に合わせて一部改良)は結構古くからやられてた話。
- それと反対の方向、リバース・イノベーション。元々新興国市場向けに開発され、それが先進国でも受け入れられるようになる。グローカリゼーションとは相容れない。
- //14. GEのリバース・イノベーション戦略をもう一度読む。
- それと反対の方向、リバース・イノベーション。元々新興国市場向けに開発され、それが先進国でも受け入れられるようになる。グローカリゼーションとは相容れない。
LGT (local groth team)
- 1. 成長が見込める地域に権限を移転する
- //権限か。投資するのではなく任せてしまう
- 2. ゼロから新製品を開発する
- 3. 新会社と同じくゼロからLGTを立ち上げる
- 4. 独自の目的・目標・評価基準を設定する
- 5. 経営陣はLGTを直属に置く。
- 意志決定のアウトソーシングが進んでいる。
さて、思考プロセスをアウトソーシングする準備は整っているだろうか。その答えは、経験的に分析ツールをどれくらい信用しているかどうかによる。なぜなら、オフショア・サービス・プロバイダーが下す意志決定は、分析に基づくものだからである。<<