本は10冊同時に読め!
本は10冊同時に読め!―本を読まない人はサルである!生き方に差がつく「超並列」読書術 (知的生きかた文庫)
- 作者: 成毛眞
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2008/01/21
- メディア: 文庫
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本全体を通じて人を見下して馬鹿だの庶民だの言っている。要約すると「読書を拡散並行して組み合わせろ」論。賛同するが、言い方が好きじゃない。
「まず知識ありき」のこの部分はなんとなく自分のことを言っているように思えたので抜書き。
最近の若者を批判するときに、「知識で頭でっかちになっていて、自分の考えを持っていない」「わかったような気になっている」ともっともらしいことを言う人間がいる。
だが、この意見は非常に矛盾している。自分の頭で考えるには、そのための材料として知識や情報が必要になるからだ。(中略)
知識や情報で頭でっかちになっているのは、おおいに結構。後はその生かし方を考えて経験を積めばいいだけである。
(p.61)
- むしろそんな批判の仕方を今始めて聞いた。
- 「矛盾」という言葉は不適?
- 知識を生かすところのブラックボックスがなぁ。
質のよい情報を集めるには、知識を有効活用できる能力がなければならない。それには理想や思想、哲学が必要である。多くの本を読んでいる人ほど、自分なりの思想や哲学を築き上げられる。つまり、読書家ほど質の高い情報を集められるようになっているのである。
(p.64)
- 自分のフレームワーク、というやつですね
- もちろんこのためには、情報を吸収した後自分のアタマで考える必要がある。